飛ぶという夢を現実のものにしたいのであれば、このミトは最適な機体です。テイクオフするための操作は実にシンプルでバランスが整っており、それは初心者にとっては早い上達に繋がり、経験あるパイロットにとっては難しいエリアや厳しいテイクオフコンディションでも気持ちに余裕をもってフライトを楽しむことができます。

そして空に飛びだせばマイトは、バランスのとれたコントロール性と優れた上昇性を備えており、このパラグライディングというスポーツを通して得ることができる、本当に特別な経験にこの上ない満足を存分に感じることでしょう！

ミトは、長年のパラグライダー開発から生まれた革新的なアイデアと先進的な技術の結晶です。 ビギナーやフライト機会の少ないパイロットにとって無理をすることや不安を持つことなくフライト楽しみ、素晴らしい経験をするために100%機体を信頼されるパラグライダーとなることをスイング開発チームは目指しました。

ドイツ航空パイオニア・オットーリリエンタールの言葉を引用すると

“飛行機を設計するだけでは意味はありません。飛行機をつくることで意味が生まれます。そして、飛ぶことで全てになります。”

ミトはもっとも特徴的なデザインとなるRAST（=Ram Air Section Technology）を備えています。現在のパラグライダーマーケットで見ることのできない、この完全に新しく個性的な他のパラグライダーとは違うデザインを形にした初めてのパラグライダーがミトなのです。

RAST – Ram Air Section Technology（ラム・エア・セクション・テクノロジー）

RAST（ラスト）は飛行方向とクロスする方向に翼内部のラムエアーセクションを設けるシステムです。常に空気を内部に蓄えることで潰れることがなくなります。RAST（ラスト）はテイクオフの際にも効果的なシステムです。立ち上げでは、翼全体としては穏やかに空気を蓄え、ゆったりと立ち上がります。その一方で、翼前方のリーディングエッジ側の翼型は素早く固く形づくられるため、翼前方の潰れが起こりません。たとえ潰れた場合でも翼後方2/3の部分には空気が蓄えられているため、とても穏やかな挙動となります。

RAST（ラスト）のパイロットへのメリット…

1. テイクオフが明らかに簡単に行えます。とくにライズアップの際にオーバーシュートすることが全くなくなるからです。ミトはパイロットの頭上で自動的に安定します。
2. フライト中はタービュランスをものともせず安定し続けます。万一潰れが起こった際には、翼後部よりエアーが穏やかに移動し、大きな潰れは起こりません。

RAST（ラスト）は多くのスクールの協力を得て、数多くのテストを様々なシチュエーションで行い確実に動作することを証明してきました。

このミトに搭載したスイングの他に類を見ないまったくの新しい革新的技術RAST（＝ラム・エア・セクション・テクノロジー）は別名”ウォール（壁）“と呼ばれています。ラストによってミトはこのマーケットにおいて、一歩先をいく抜きんでた安全性を備えたパラグライダーとなりました。

リーディングエッジとトレーリングエッジのダブル3Dシェーピング

現在はテンションコントロールのためのリーディングエッジの3Dシェーピングは欠かせないものとなりました。しかしトレーリングエッジのミニリブ（ハーフリブ）の効果を高めるために、スイングではトレーリングエッジにも3Dシェーピングを取り入れました。

ミトだけではなくニオス（ハイエンドB）にも、この技術を採用しています。3Dシェーピングとミニリブの組み合わせはトレーリングエッジのバルーニング（膨らみ）を抑えます。ミニリブをコード長の20%ほど入れるだけでフラッター（翼表面に起こる不必要な振動）が減り、性能が向上することは一般的になりました。しかし、さらに３Dシェーピングを加えることで完璧な仕上がりとなります。

地面と擦れることで縫製の糸を引っかけて、ほつれてしまわないようにトレーリングエッジのミニリブを画期的に内側に縫いこみました。3Dシェーピングと相まって、とても滑らかな翼表面に仕上がりました。その結果、高速域では1.5km/hトリム速度が向上し、低速域も充実しディープストールに対して明らかに入りにくくなりました。

• シャークノーズ：スタビライザー部分の抗力を減少させます。
• ３Dシェーピングと内側に縫いこまれたミニリブ：これらが装備されたパラグライダーはミトが初めてです。内縫いとすることで、テイクオフなどで機体を傷めてしまうことが無くなります。
• ハイブリッド3ライナー：ラインチェックを簡単にし、テイクオフでのセッティングを明らかにす早く行うことができます。