Freedom2 / フリーダム2 – EN-Bクラスの安全性でEN-Cレベルの高性能を実現!
フリーダム2は、EN-Bクラスのカテゴリーで今までにない性能向上を実現しました。
最先端の技術を詰め込んだグライダーです。
フライト中の快適性は、考え得るたくさんの様々な要素の組み合わせによって達成しています。
ピッチ安定性、翼の堅さ、簡単で効率的なリアライザーステアリング、イージーなテイクオフと優れたフレアー特性、優れたトップエンドスピード、優れたグライディング、サーマルでの洗練されたロールとバンク、ブレークラインとハンドルからの優れたフィードバックプレッシャー、軽いスピードバープレッシャー、軽くて丈夫なキャノピーなどです。
フローはフリーダム2の開発に、これらすべてのポイントに細部にわたり取り組みました。
そして、EN-Bの安全性を備えたエキサイティングでスポーティなパッケージに仕上がっています。
ハイブリッド3-2ライナーテクノロジーは抵抗を大幅に減らし、滑空性能を飛躍的に向上させます。
フリーダム2のために、新しい4方向に枝分かれしたAライン-アタッチメントポイントシステム(VPA)を導入しています。このシステムにより、EN-Bクラスに新たなレベルの堅牢性と潰れにくさを追加しました。このシステムをVPA(Variable Pressure A-Attachment)と呼んでいます。
この新しい4方向に枝分かれしたAアタッチメントポイントは、グライダーのAoAを極端に下げている場合でも、リーディングエッジの構造的安定性を高め、翼の剛性を保ちます。これは幾何学的に素晴らしい解決策であり、リーディングエッジのスパン全体でより均等に力を分担します。とくに乱気流中をハイスピードでグライディングするとき、そのアドバンテージがはっきりします。
この3D構造のAアタッチメントポイントは、フローではVPA(Variable pressure A-Attachment)と呼んでいます。テイクオフ時、ライズアップ段階でのAラインを引き込む時には、「4ラインスプリット」の翼前方のラインに偏ってプレッシャーがかかります。その結果、素早く簡単に膨らませることができます。トリムスピードでは、4つのスプリットアタッチメントポイントすべてにより均等に圧力がかかります。VPAはアクセルを踏み込みスピードを上げると、4分割の後方にプレッシャーが移ります。
このジオメトリーの変化は、リーディングエッジをより安定させ、新しいアタッチメントポイントが、本来リーディングエッジが「柔らかく・弱く」なるはずのその角度において、より良い構造的サポートを果たしています。
このような飛行状態(スピードバーを使用した滑空)では、はっきりとAoAが変化するため、そこでVPAが最高の働きをするのです。「4ラインスプリット」のリアラインへのプレッシャーシフトを補助します。(2ライナーモデルのような)高性能グライダーがAアタッチメントポイントをより後方に配置するのと同じ解決策であり、フロントラインへの重心移動を助け、より小さなAoAでより強く、より潰れにくいリーディングエッジ形成を実現しています。
フリーダム2は、素晴らしいハンドリングと敏捷性を備えた真のレース用グライダーの血統をそのまま受け継いでいます。また、飛ぶことが驚くほど楽しい翼でもあります。
ハイブリッド3-2ラインレイアウトは、従来の3ラインレイアウトに比べ、大幅な抵抗低減を実現。その結果、パフォーマンスを向上させることができました。
アドバンスドシャークノーズプロファイルは、ハイエンド2ライナーから派生したピッチ安定性の高い翼型であり、次の特性をもたらします。
各パネルとダイアゴナルは構造的に寸法が決められ、最適なコードとスパン方向のセイルテンションをもたせるために徹底的にコンピューターで分析されました。その結果、スパン方向のゆがみが少なく、よりダイレクトな感触のキャノピーが生まれました。その一方で理想的なフィードバックを得るために十分なフレックス特性を併せ持っています。 パイロットに適切なフィードバックと翼内部のエアプレッシャーを感じるためには、しっかりとしたテンションのかかったセイルが特に重要です。特にサーマリングでは、リフトとシンクのニュアンスをより正確に感じることができ、リフトを見つけやすく、より長くコアの中にとどまることができます。
新しい4分割されたAアタッチメントシステムであるVPA(Variable Pressure A-attachment point)は、グライダーのAoAがネガティブアングル(大きく下がっている状態)にある場合でも、リーディングエッジの構造的安定性を高め、AoAをポジティブ(強い張り)に維持します。
これは幾何学的により良い解決策であり、リーディングエッジのスパン全体でより均等に力を分担するのに役立ちます。特に、乱気流中でスピードを上げて滑空しているとき、この堅牢な固さは顕著に現れます。
スピードバーを踏み込むことで、VPAの「4ラインスプリット」のリアライン側に圧力を移動させます。
その結果、VPAが最も効果を発揮するのは、フローで最も重要と考えるフルバーでのグライディング時のAoAであることがわかりました。
これは、「4ラインスプリット」のリアラインへの圧力シフトを補助するものです。
(2ライナーモデルのような)超高性能グライダーがAアタッチメントポイントをより後方に配置するのと同じ解決策であり、フロントラインへの重心移動を助け、(大きくアクセルを踏み込んだ)小さなAoAでより強く、より崩れにくいリーディングエッジを実現しています。
フリーダム2は新しく設計されたアークを持ち、サーマリングとセンタリングに優れたロールオーソリティを提供します
先端付近にはウォッシュアウトを施し、スピードに乗った時の滑空角とロール安定性を最適化しました。
新しいアークはバージョン1(前モデル・フリーダム)と比較して、全体的なラインの減少にも貢献しています。
新しいアークは、フローのハイエンドグライダーにインスパイアされたもので、パフォーマンス重視のデザインです。
Freedom2 / フリーダム2 | XS | S | M | L |
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テイクオフウェイト (kg) | 60 - 80 | 70 - 95 | 85 - 108 | 105 - 122 |
セル数 | 60 | 60 | 60 | 60 |
翼面積実測 (m²) | 22.40 | 24.00 | 26.00 | 27.50 |
翼面積投影 (m²) | 19.10 | 20.47 | 22.12 | 23.45 |
スパン実測 (m) | 11.35 | 11.74 | 12.23 | 12.57 |
スパン投影 (m) | 9.21 | 9.53 | 9.92 | 10.20 |
アスペクト比実測 | 5.75 | 5.75 | 5.75 | 5.75 |
アスペクト比投影 | 4.44 | 4.44 | 4.44 | 4.44 |
認証 | LTF/EN-B | LTF/EN-B | LTF/EN-B | LTF/EN-B |